命式の「天干」に出てくる10文字。五行(木火土金水)と陰陽の組み合わせでできています。
十干の1番目。五行は木、陰陽は陽。
木の陽にあたり、天に向かってまっすぐ伸びる大樹にたとえられます(4つの独立した解説で一致)。ここから、目標へ向かってまっすぐ進む姿勢を読みます。同じまっすぐさは、芯の強さとしても、状況に合わせて曲げることの難しさとしても語られます。
十干の2番目。五行は木、陰陽は陰。
木の陰にあたり、草花やつる草にたとえられます。同じ木でも、大樹とは対照的にしなやかさで生きる姿です。ここから、周りに合わせながら伸びていく柔軟さを読みます。その柔らかさは適応力としても、決めきるまでに時間がかかる面としても説明されます。
十干の3番目。五行は火、陰陽は陽。
火の陽にあたり、太陽にたとえられます。分け隔てなく照らす姿から、明るさや存在感を読みます。周囲を温める力として語られる一方、熱がまっすぐ届きすぎる面を挙げる解説もあります。
十干の4番目。五行は火、陰陽は陰。
火の陰にあたり、太陽とは対をなす小さな火にたとえられます。ただし具体的な例えは解説によって異なり、灯火とするもの、ろうそくの火とするもの、囲炉裏の火とするもの、月を含めるものがあります。共通しているのは「静かに燃え続ける火」という点で、そこから細やかさや内側で保つ熱を読みます。
十干の5番目。五行は土、陰陽は陽。
土の陽にあたり、山にたとえられます。動かずそこにあり続ける姿から、落ち着きや動じにくさを読みます。安定を生む力として語られることも、動き出すまでに時間がかかる面として語られることもあります。
十干の6番目。五行は土、陰陽は陰。
土の陰にあたり、作物を育てる田畑にたとえられます。乾いた山である戊と対比される、湿った土です。ここから、人やものを育て支える働きを読みます。面倒見の良さとして表れることも、抱え込みやすさとして表れることもあるとされます。
十干の7番目。五行は金、陰陽は陽。
金の陽にあたり、鉱物や刀剣にたとえられます。硬く鋭いものの姿から、決断の速さや切り込む力を読みます。その鋭さは物事を前へ進める力としても、角が立ちやすい面としても語られます。
十干の8番目。五行は金、陰陽は陰。
金の陰にあたり、宝石にたとえられます。同じ金でも、庚の未加工の金属に対して、磨かれて輝くものです。ここから、細やかな感覚や美意識を読みます。研ぎ澄まされた感覚として語られる一方、繊細さゆえに響きやすい面を挙げる解説もあります。
十干の9番目。五行は水、陰陽は陽。
水の陽にあたり、海や大河にたとえられます。とどまらず流れ続ける大きな水の姿から、度量の大きさや動きの自由さを読みます。懐の深さとしても、つかみどころのなさとしても説明されます。
十干の10番目。五行は水、陰陽は陰。
水の陰にあたり、雨や露にたとえられます。壬の大きな水に対する、小さく静かな水です。ここから、静かに深めていく知性や研究心を読みます。じっくり染み込む力として語られることも、目立ちにくい面として語られることもあります。
※ 用語の読み方は流派によって異なります。ここでは複数の解説で共通している範囲を書いています。
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