計算の仕様

四柱推命は流派によって計算方法そのものが違います。同じ生年月日でも、サイトが違えば結果が変わることがあります。 どちらかが間違っているというより、前提が違うことがほとんどです。ここでは、この計算機が何を採用しているかを全部書いています。

1. 採用している流儀

項目この計算機の採用
節気の求め方定気法(太陽の黄経が15度の倍数になる瞬間)
年の変わり目立春の瞬間。元日でも旧正月でもありません
月の変わり目12の「節」(立春・啓蟄・清明・立夏・芒種・小暑・立秋・白露・寒露・立冬・大雪・小寒)。「中気」は月の境に使いません
時刻の基準真太陽時(日本標準時に、経度の差と均時差を足したもの)
夏時刻1948〜1951年の夏時刻期間は1時間戻して計算します
23時台「23時以降は翌日の日柱」を既定とし、23時台生まれには両方の結果を併記します

節入りの時刻は、外部のデータを取り込むのではなく、太陽の黄経から1900年〜2100年分を自前で計算しています。件数・並び順・立春が2月上旬に入ることを毎回検査し、通らなければ公開できない作りにしています。

2. 真太陽時を「どこに使い、どこに使わないか」

真太陽時は全部に一律で適用するものではありません。ここが結果の差になりやすい箇所です。

判定するもの使う時刻理由
年柱・月柱の境(節入り)日本標準時のまま節入りは天文現象で、場所によらない絶対的な瞬間だから。生まれた瞬間と直接くらべます
日柱の切り替わり真太陽時その人にとっての0時/23時で切り替わると考えるため
時柱の地支真太陽時同上。真太陽時を使う本来の目的がここです

経度の補正は、東経135度から1度ずれるごとに4分として計算します。均時差(太陽の運行のずれ。年間で±約16分)も足しています。補正が何分になったかは、結果画面の「この結果の前提」に表示しています。

3. 日柱の基準日

日柱は60日周期をひたすら数えて出します。基準日を1日でも間違えると、すべての日柱がずれます。しかもエラーは出ません。静かに全部が狂います。 この計算機は 2019年1月27日=甲子 を基準にしています。

この日付をどう確かめたか

1つの資料だけを信じないため、性質の違う3系統(中国暦の学術解説とユリウス日からの算式/別系統の暦計算サイト/複数の万年暦の直接記載)を突き合わせ、4つの異なる日付ですべて一致することを確認しました。 公開前の自動検査にも、この基準を確かめる項目を入れています。

実装の途中では別の基準日を置いていて、2日ずれていました。照合していなければ、そのまま公開していたことになります。

4. 生まれた時刻が分からないとき

時刻を空欄にすると、年柱・月柱・日柱の3つだけを出します。時柱は表示しません。この場合は真太陽時の補正を行わず、0時を基準に日柱を求めます。23時台の分岐も起きません。 時柱が確定しないことは結果画面にも表示します。分からないまま適当な時刻を入れるより、3柱だけ見るほうが確かです。

5. 出していないもの

項目扱い
蔵干出していません。区切り方が流派で大きく違うため
蔵干からの通変星出していません。通変星は天干に対してのみ表示します
神殺(吉星・凶星)出していません。流派差が大きく、名前の強さのわりに読み方が定まらないため
鑑定・運勢の文章書きません。用語の意味までがこのサイトの範囲です

6. 分かっている誤差と、対象外

内容影響
1899年以前の生年対象外です。計算の検証範囲の外にあたるため、入力の時点でお断りしています
海外で生まれた場合対象外です。日本国内の都道府県のみに対応しています
出生地は都道府県単位県内の東西差で最大4分ほどの誤差が出ます。時柱の境目ちょうどに生まれた場合だけ結果が変わりえます
均時差は近似式厳密な天文計算とくらべた誤差は最大0.93分。時柱は2時間単位なので、実用上の影響はありません

7. 他のサイトと結果が違うとき

上から順に見ていくと、たいていどこかで理由が見つかります。

  1. 2月上旬生まれなら、年の境を立春で取っているか(元日や旧正月で切っていないか)
  2. 各月の上旬生まれなら、月の境を「節」で取っているか。節入りの当日は、時刻の差で前月にも翌月にもなります
  3. 23時台生まれなら、翌日の日柱として扱っているか。ここは流派で最も割れます
  4. 時柱だけ違うなら、真太陽時を使っているか。東京と福岡では30分以上ずれます
  5. 1948〜1951年生まれなら、夏時刻を戻しているか

どの流儀が正しいかを決める立場にはないので、ここでは自分の採用を明示するだけにしています。

命式を計算する